今回はコイルトレインに改良を施してみました。【※長時間の使用は電池や銅線が熱くなるのでしないこと】
動画
コイルトレインの作り方はこちらから→世界一簡単な構造の電車 コイルトレイン - VCPteam’s blog (hatenablog.com)
その原理は正しい?検証してみた
コイルトレインの原理解説動画
今回コイルを作る際に用いたのは、直径17~18㎜の塩ビ管である。前回と同じ13㎜にしなかったのは、電車が長いためにカーブを曲がることが出来なかったからである。直線だけのコースでよいなら、前回通りのコイルの直径で大丈夫である。直径が大きいことで余裕をもって曲がることが出来、ループさせることが出来た。また、ネオジム磁石を左右に3つずつつけることに加え、小さいネオジム磁石を点ける工夫も実践してみた。左右に3つずつ磁石を使用することは良さそうなので、軽量化を考えネオジム磁石(大)2つ、ネオジム磁石(小)1つの構成が上手くいくか、速度の違いを検証したい。
また、電池のプラス極にはホチキスの針2針を曲げて磁石のぐらつき防止を図った。通電性のあるものかつ電池の直径から超えないものが望ましいので、ホチキスの針は勿論工具の部品でも代用が可能であろう。(※小さい部品でないと重量が出るので注意)電池は単4電池が推奨。長く遊べる。さらに、重さがある分ネオジム磁石が銅線と接触しやすくなる利点も挙げられる。
コイルの巻き方にも注意である。密に巻かないとやはり電車が引っかかり、止まってしまう場面が多々見られた。そのため、なるべく密に巻いて引っかかる溝を無くすことが望ましい。また、コイルの幅を伸ばして広げると最初はしていたが、銅線同士が変に接触していなければ、この操作は不要である。寧ろ溝を作りかねないので悪手ともいえるかもしれない。
巻かれている向きや電池の向き、磁石の極の向きを変えれば回転方向を変えることができる。注意すべきは電車の磁石を、外側が同じ極となるように取り付けることである。
コイルトレインを用いてコースなどを作ろうとする際は、ネオジム磁石の直径にぴったりの棒は使用しないことを推奨する。
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※都留文科大学理科教育の一環