今回は毛細管現象、クロマトグラフィーの要領で実験をしてみました。
※動画は都留文科大学理科教育法の模擬授業の一部
動画
・準備物
ろ紙 1枚、蛍光マーカー 各色、ペットボトルキャップ、はさみ、スポイト、ビーカー、ブラックライト、黒マーカー、コピー用紙(紙なら何でも良い)、のり、ピンセット、コンロ
・操作手順
- 動画のようにろ紙を折り、折った状態のままハサミで端を切り、好きな花の形にする。
- ろ紙を開き、折り目の線の中央あたりに蛍光マーカーで点や図形を描く。
- ペットボトルキャップに水を満タンまで入れ、再び折ってある状態に戻したろ紙の先端を入れる。
- 蛍光インクの展開と、花が開く様子を観察する。また、部屋を暗くしてブラックライトで照らしてみる。
- 濡れているろ紙をコンロであぶって乾かす。(※ろ紙が燃えたり焦げたりしないように注意!)
- 乾いたろ紙をのりを用いてコピー用紙に張り付け、黒マーカーで茎等を書き込む。
・留意点
- 青色の蛍光マーカーが、今回はあまり光らなかった。ピンクやオレンジ、黄色といった色の発色が良いものを使うことを推奨する。
- 色によって展開速度に差があることを確認する。
- ろ紙はあらかじめ折っておくのでも良い。
溶液が、紙や木、無機物の結晶に浸透する際に、溶解している成分が一定の速度で展開していくことを利用したクロマトグラフィーという手法がある。化学分析の定番中の定番だが、ろ紙やチョークに蛍光色素をスポットして、その技術の一端を観察することができる。
毛細管現象について
(参考にしたメンバーのブログ)
監督官をしていただいている先生のブログ(らくらく理科教室)はこちら→らくらく理科教室 (sciyoji.site)
先生のYouTubeチャンネルはこちらから→らくらく科学実験 - YouTube
※都留文科大学理科教育の一環