今回は、コーンフレークが磁石に反応するか検証してみました。
動画
・準備物
コーンフレーク(鉄分入りの表記のもの推奨)、皿、水、ペットボトル、ネオジム磁石(強力なものであるほど観察しやすい、ケガに注意)
・操作手順
- 皿に水をいっぱいに張り、コーンフレークをそっと水面に浮かべる。
- ネオジム磁石をコーンフレークに近づけて、反応するかどうか調べる。また、逆方向からも近づけてみる。
- ペットボトルに水を入れ、コーンフレークを入れる。
- 蓋をしてコーンフレークが細かく砕けるまでよく振る。
- 溶液が少し濁る程度によく砕けたら机に置き、ネオジム磁石を近づけて少し待つ。(※振って溶液が動いているうちにネオジム磁石を近づけること。ペットボトルを置く位置にあらかじめネオジム磁石を置いておくとよい。溶液が動いていることで鉄がネオジム磁石に近づくと引き寄せられる。)
- 溶液の動きがある程度落ち着いたら、ネオジム磁石を動かしたり、近づけたり離したりして溶液内部を観察する。
・留意点
- ネオジム磁石に指等を挟んで怪我をしないように気を付ける。
- 廃棄時はつまりなどに注意する。
原理
コーンフレークを水面に浮かべ、強力ネオジム磁石を近づけると確かに引き寄せられているように観察できる。水面に浮かべているので、静電誘導の影響ではないと思われる。次に、ペットボトルに入れて水と一緒に振る。やはりネオジム磁石を近づけてみると、何やら黒っぽい物体が集まってくる。よく見ると、砂鉄のように磁力線を描いているように見える。おそらくは、鉄粉あるいはその酸化物が添加されていると思われる。もちろん、安全性が確認されている上で食品として扱われている商品であるため、安心して食すことにしたい。
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※都留文科大学理科教育の一環