鉛筆が空中で留まる?!不思議なペン立て作り

今回は鉛筆を空中に留めてみました。

 

動画

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・準備物

ワイヤー(長めにとる。長い一本を半分にして束ねて太い一本にするため)、土台(今回は工作用紙)、ガムテープ、ネオジム磁石(最低2個)

 

・操作手順

  1. ワイヤーを半分に折って束ねて一本の太いワイヤーにする。そして、大きめの円を作って土台にし、同じく土台である工作用紙に円部分をガムテープで張り付ける。
  2. ワイヤーを捩じって強固な一本のワイヤーを作り、先端にネオジム磁石を取り付ける。また、ペン立てのように軽く曲げる。
  3. ペンの後部にネオジム磁石を取り付ける。ワイヤーにある磁石との距離を調節して、空中に留まる位置を探す。

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 原理としては、磁石同士が引き合う性質を利用している。通常ならば、とがった先端を下にした鉛筆を直立させることは難しい。しかし、上から磁石によって引かれることによって姿勢を保つことが出来る。

 ただし、直立させるものが軽すぎると調整が難しくなる。軽ければ磁力が弱い範囲でも簡単に引き寄せられてワイヤーの磁石にくっついてしまうため、重りなどで調整しなくてはならない。(磁力=重力が理想)また、ワイヤーは柔らかいので、互いに引き合う磁石に従ってワイヤーが曲がっていく。そのため、強固なワイヤーを用いて、調整した位置から動かないようにするとよい。ワイヤーの素材の他、添え木のようなものをして骨組みを足して固定するとよいかもしれない。また、土台も軽すぎると浮いてしまう恐れがある。

 

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都留文科大学理科教育の一環

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