跳ねない卵、なぜ? 【非弾性と弾性】

【概要】

冷凍した卵を用いて跳ね方を考察する。

 

動画

youtu.be

 

準備物

卵、ラップ、器

 

操作手順

  1. 卵をラップに包み、冷凍庫で冷凍する。
  2. 凍った卵を取り出し、殻付きの状態で落としてみる。
  3. 殻を取り外した状態で落としてみる。

 

留意点

  • 生ものなので扱いには十分に注意する。

 

解説

 殻が付いているとき、卵は非弾性を示しつつも弾性の様子も示した。一方、殻を外した卵は非弾性のみを示した。

 殻が付いているときは、硬い素材でおおわれており、元に戻ろうとする力があるためにはねているように見えると考える。しかし、内部の卵は時間経過で溶け、シャーベット状になる。これは、衝撃を受けると形を変える他元の形状に戻ろうとはしないので衝撃が跳ね返りに用いられず跳ねないと思われる。跳ねさせるようにするには、卵の殻を酢で溶かしてボールのようにするとよい。また、そのタンパク質を酢以外で固めることができれば強固なボールを作ることができる。

 

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