今回は、実験をしつつ、楽しんで工作をしてみようということで、石膏を使って卵を作ってみた。
(※動画タイトルに誤表記あり、正しくは硫酸カルシウム)
動画
大きいバージョン (いつもご協力頂いている先生の動画を拝借しています)
・材料
硫酸カルシウム(せっこう):45 g
水:40 g
・器具
マヨネーズのチューブ,紙コップ,薬包紙,水風船,ハサミ,汚れ防止用に下に敷く新聞紙
・安全対策等
汚れるので必ず汚れてもよい服装、汚れをふき取るものを用意。
流しにそのまま流しては、排水溝が詰まる可能性大。廃棄時には注意すること。
・仕組み
硝酸カルシウム・1/2水和物(CaSO₄・1/2H₂O)と水が反応し、二水石膏となる。発熱反応であり、4100~4600cal/molの発熱が起こる。また水を加えての撹拌で、水和反応により、二水石膏の針状結晶が生成。その結晶が互いに交差しあって凝結硬化が起こり、膨張現象も起こる。反応に必要な水は、石膏に対して18.6%であるが、すぐさま硬化しないように、また操作がしやすいように水は多めに使用するとよい。
石膏の固化の反応式
CaSO₄・1/2H₂O+3/2H₂O→CaSO₄・2H₂O
カルシウムを含むものは難溶性、白色であることが多い。また、今回使用した硫酸カルシウムは、チョークの原料にもなっている。手作りチョークを作ってみるのも面白いかもしれない。
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※都留文科大学理科教育の一環