【概要】
幾何学への興味をもつきっかけとなる教材の開発。
動画
・準備物
紙(白いものがよい。縦25㎝、横3㎝)、はさみ、のり、色鉛筆
・操作手順
- 紙の中心(3㎝側)に折り目をつける。その後、折り目に紙の端が重なるように折る。
- 1.で折った方とは逆方向に折り、正三角形を作る。
- 紙を裏返し、2.と同じように折って正三角形を作る。これを10回繰り返す。
- 一度折った紙を開き、正三角形が10個あるかを確認する。その後、初めに折った端の部分を含めて余分な部分を切り落とす。
- 再び紙を元に折り直す。紙の両端を取り出し、ひし形を作るように両端の紙をのり付けして重ねる。(片方の端は紙が1枚、もう片方は紙が2枚重なっていることに注意。赤い線のある面同士を重ねる。)
- のりづけをしたら紙を開く。正六角形になれば成功。その後、折って開いて各面が観察できることを確認する。その後、各面に色鉛筆で絵をかく。
・留意点
- のりをつけすぎると動作不良につながるので、丁寧に塗るとよい。
- 絵を描く際は、必ず同じ開き方をして同じ方向から絵をかく。絵を描いた面を裏返して絵をかいてしまうと、描いた絵がばらばらになってしまう。
解説
フレクサゴンとは、表面を折りこみ(または折り開き)、別の面を広げることが出来る図形である。通常は四角形(テトラフレクサゴン)か六角形(ヘクサフレクサゴン)をしている。
数学者のアーサー・ストーンが作成したとされ、友人のブライアント・タッカーマン、リチャード・ファインマン、ジョン・テューキーらとともにフレクサゴンを研究するフレクサゴン研究会が作られた。
マジックとしての応用や幾何学への興味誘導用の玩具としての利用が出来るのではないかと考える。また、メビウスの輪にも通ずるものがあるようにも思えた。
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※都留文科大学理科教育の一環