硫黄の三態

手間を要する定番実験である硫黄の三態の実験を行った。

 

動画

 


硫黄の三態

 

操作手順
・粉末状の硫黄を試験管に入れる。この時、硫黄の量が多いため薬包紙を使って上手く入れる。
・硫黄を加熱する。全体にまんべんなく熱が伝わるように弱火で加熱する。
・硫黄が溶けきったらろ紙に注ぎ込む。ろ紙は普通の折り方ではなく、ひだ付きろ紙を作成する。
・硫黄が固まり、針状結晶が見られるようになったらろ紙を広げる。はっさくのような見た目の、斜方硫黄ができる。
・残りの硫黄を再加熱する。加熱していくと一度固まり、再度溶解する。溶解した硫黄を水に注ぎ込むと、伸び縮みするゴム状硫黄ができる。

硫黄を加熱している時に、試験管から硫黄の粉末が出ることがあり、それが燃えると有毒な二酸化硫黄が発生することがあるため、定番実験ではあるが危険でもある。映像化することで、安全な操作手順を示すことに意義がある。

 

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都留文科大学理科教育の一環

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