今回はアーク放電について実験してみました。
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炭同士を触れ合わせて電流を流すと、まばゆい光が発生する。この光はアーク放電による発光現象であると考えられている。
ある程度の電流と電圧(低電圧・高電流)がかかると消費電力が大きくなり、炭の温度が上がって光を放つようになる。炭は熱により消耗し、炭素蒸気を導体として電流が流れて発光するアーク放電が起こっていると考えらえる。用途としては、アーク灯がある。
火花放電から始まり、この火花放電が連続するとグロー放電やアーク放電に移行する。電極間にかかる電位差を高くすると、電極間に存在する気体(空気等)が絶縁破壊されて電流が流れる。また、放電内の気体分子の温度が非常に高くなっており(約5000℃~20000℃)、溶接に使われる活用法もある。
・注意
- 巻き付けた銅線が熱くなるので、火傷に注意する。
- ある程度熱くなったら一度実験を中止し、冷めるまで待つ。(そうしないと銅線が焼き切れてしまう)
- 使う銅線は太く丈夫なものの方が良い。
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※都留文科大学理科教育の一環