今回はイオンの存在を確認する実験を行いました。
動画
・準備物
寒天ストロー 2本、脱脂綿 2枚(半分にして最終的には4枚に)、硝酸カリウム水溶液 20ml、薄い塩酸 10ml、薄い水酸化ナトリウム 10ml、スポイト、炭素棒 4本、爪楊枝 2本、ワニ口クリップ 2本、9V電池、色鉛筆、バッテリースナップ
・操作
- 寒天ストローの両端内に脱脂綿を半分に裂いたものを詰めて、スポイトで硝酸カリウムを湿る程度に滴下。
- 脱脂綿に触れさせるように炭素棒をセットし、ワニ口クリップを接続。
- ストロー中央に塩酸を先端に浸けた爪楊枝を差し込む。
- 電池をワニ口クリップと接続してイオンの移動を観察。
- 同じようにもう一本のストローで水酸化ナトリウムのイオンの様子を観察する。
ストロー内の寒天に酸やアルカリに浸したつまようじを差し込んで電圧をかけ、色の変化からイオンの移動と存在の確認を行う。
寒天にBTB溶液を少量加えて中性(緑色)にしておく。今回寒天が青いのは、使用した水がアルカリ性に寄っていたためである。そのため寒天ストローを作成する際にはどの水を使うべきかが大切である。また、細いストローでは操作がしにくく観察もしにくいので、タピオカ用の透明な大きいストローを使用するとよい。
9V電池を使用し炭素棒で電圧をかけると、色の移動が見られる。移動する方向から、陽イオンと陰イオンの存在が確認できる。
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※都留文科大学理科教育の一環