牛乳マーブリング完全版 表面張力と界面活性剤の力

今回は牛乳を用いてマーブリングを行いました。

 

動画


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ショート版


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・準備物

牛乳 70ml(皿の大きさに合わせて増減させる)、食紅、綿棒、スポイト、洗剤、水道水、ビーカー、皿

 

・操作

  1. 皿に牛乳を注ぐ。その上から水で溶かした食紅をスポイトを使って滴下していく。
  2. ビーカー内に水道水を入れ、その中に洗剤を数滴入れて混ぜ洗剤用液を作る。(※初めは濃度が薄い方が後で調整しやすい。濃いと一気に表面張力が弱まり色が端に追いやられてしまう。)
  3. 綿棒を洗剤用液に浸し、牛乳へ触れさせて様子を観察する。

綿棒の先に付着した洗剤が広がると食紅も一緒に広がるので、ちょっとしたマーブリングを楽しむことが出来る。牛乳を使用したのは、白の溶液だと食紅が映えるため。せっけん分子の働きとしては、水の表面(空気との界面)にせっけん膜を張ることで水分子同士の引き合う力は弱まることになる。

この詳しいはショウノウボートの記事(ショウノウでショウノウボート作り 界面活性剤 - VCPteam’s blog (hatenablog.com))にあるので、是非ご覧ください。この場合は、食紅がショウノウボート、綿棒がショウノウの役割をしていると言える。

ちなみにマーブリングとは、色(食紅や絵の具)よりも比重の重いマーブリング液(今回は牛乳)の水面に絵の具等を垂らし、水面で広がったり混ざりあったりしてできたマーブル模様を紙に写し取るアート技術である。これに関連して墨流しの例がある。

 

監督官をしていただいている先生のブログ(らくらく理科教室)はこちら→らくらく理科教室 (sciyoji.site)

 

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都留文科大学理科教育の一環

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墨流しの動画はこちら↓(メンバーから引用)


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