今回はマニキュア内のラメを観察してみました。
動画
原理は樟脳ボート等と同じであると思われる。マニキュア内に含まれる酢酸エチル等の有機溶剤やアルコール分が表面張力を弱めることで推進力が生まれて動く。今回はラメがボート部分であると言える。この様子を観察するには、ラメが水面に浮くように、ブラシを振ってラメを落とす事がポイントである。ブラシを直接つけると表面張力が一気に弱まり、ラメが動かなくなる。
また、ラメは小さいために軽いので、推進力を受けて高速で動くので目で追うのが少し大変ではあるが、面白い動きをする。
ラメの形が円形~六角形の形をしている他、全体的に有機溶剤が付いているので一方方向に進むのではない。また、ついている量が面や辺ごとに偏りがあるのでバランスが崩れ、回転するような動きが観察されると考えられる。
原理の詳細な内容は、
ショウノウで様々なショウノウボート作り 界面活性剤 - VCPteam’s blog (hatenablog.com)
ショウノウボート 応用編 身近のものでできるボート遊び - VCPteam’s blog (hatenablog.com)
で解説している。
監督官をしていただいている先生のブログ(らくらく理科教室)はこちら→らくらく理科教室 (sciyoji.site)
先生のYouTubeチャンネルはこちらから→らくらく科学実験 - YouTube
※都留文科大学理科教育の一環