紙の色が変わる?! ~光の反射と吸収~

今回は、光の反射と吸収について観察してみました。

 

動画

youtu.be

 

・準備物

工作用紙(図面を張り付けたり書き写したりできる大きさ)、折り紙(色は何でもよいが、使用するライトとの関係性は重要)、ワニ口クリップ、単三電池、青色LED、カッターマット、カッター

 

・操作手順

  1. 工作用紙を図面通りに切り取る。その後、指定位置に折り紙を切り貼り、箱を組み立てる。
  2. LEDをワニ口クリップと電池を組み込んで点灯させ、箱の蓋の部分に差し込む。
  3. のぞき窓から観察する。また、LEDを付けたり消したり、別のライトではどうなるかについても観察してみる。

・留意点

  • LEDの灯りは、折り紙に直接当てないこと。白色にも見えるので、折り紙の色の変化が見えにくくなる。
  • 光源を直接見たりはしない。失明等の恐れがある。
  • 折り紙はりつけ部分を切り取って穴を空ければ、別の折り紙に変えやすくなる。

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  • LEDの色を変えたり、白色光源にカラーフィルムを付けたりフィルターとして用いるとよい。

 

【解説】

 原理はごく単純。通常見えている色は、白色光内の内、反射されている光の波長を捉えているために見える。光の三原色というが、その三色が混ざると白くなるように、普段白く見える光には複数の色が含まれている。

 例えば緑色に見える葉っぱは、白色光から光合成に使わない緑色の光を反射している。そしてその緑色の光が目に入ることで、葉っぱが緑だと感じることが出来る。一方黒色は、反射される光が無く、全て吸収されるので色を感じ取ることが出来ないゆえに黒く見える。また、吸収することから黒い紙などは熱くなりやすい。(虫眼鏡で黒い紙に光を当てると燃えたりする)

 今回は、赤い紙に青い光を当てた。赤く見える紙は赤い光を反射しているため、赤以外の光は吸収している。結果、赤以外の光である青い光は反射されずに吸収され、黒く見えるという原理である。

 黒く見える塗料などは今も開発が続いており、構造を山のような形にするとさらに黒く見えるようになるんだとか…

 

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